Pandora FMS は、ネットワーク機器やサーバに対する統合監視ツールです。 Pandora FMS は元々オープンソースとして開発がスタートしましたが、現在は Pandora FMS ONE として商用ツールとなっています。一方でオープンソース版としては Pandora Open という名称で継続しています。本サイトでは、特別区別した表記を必要とする場合以外は、両方の総称として Pandora FMS と表記します。

Pandora FMS では、SNMPを使った監視はもちろん、TCPポートへの接続や、Windows サーバに対する WMI を使った監視、エージェントソフトを利用した監視も可能です。監視ツールというと、日本では nagios や ZABBIX 等が有名であり、Pandora FMS はマイナーな存在かもしれませんが、ユーザインタフェースの分かりやすさや負荷分散や冗長化の機能を標準で搭載しているなど機能面で非常に優れています。

Pandora FMS コンソール (モニタリング概要 Ver.777)

エージェント詳細表示

開発元はスペインですが、2010年3月以降長期にわたって日本語対応も継続的に行われており、バージョン 3.1 以降では完全に日本語対応(というかマルチバイト文字を考慮した国際対応)となっています。公式ドキュメントに関しても、英語・スペイン語と合わせて日本語についても新バージョンリリースとほぼ同時リリースされています。日本語環境において何ら問題の無い日本人にとっても使い勝手の良い監視ツールの一つとなっています。 既存の監視システムのリプレースや監視システムの新規導入時には、比較検討いただくと良いでしょう。

商用パッケージは以下にて配布しています。日々開発が続いており現在の最新バージョンは 8.0 となっています。機能リリース(FR)は、ほぼ一ヵ月に一度のペースで行われています。また、数か月に一度安定版(LTS)がリリースされ、LTS版はクリティカルな不具合修正のみが行われます。

また、Pandora Open のソースは Github で入手可能です。

Pandora FMS モバイルコンソール(タブレット、スマートフォン) (Ver. 7.0)

Pandora FMS には、次のような特徴があります。

  • 直感的なユーザインタフェース(すべての操作をウェブコンソールで実施可能)
  • 専用エージェント (Linux, Windows) による、モニタ対象システム自体でのデータ収集
  • 専用エージェントを使わない、snmp やその他スクリプト等でのエージェントレスの監視も可能
  • アラートのメール通知や、障害検知時に任意のコマンドの実行を定義できる柔軟なアクション設定
  • リアルタイムでのレポートとグラフ生成
  • 承諾機能を持った、イベント管理機能
  • インシデント管理機能を標準搭載
  • ユーザ管理機能(監視設定変更可能ユーザや、参照のみのユーザ等、権限の違うユーザを作成可能)
  • Googleマップやオープンストリートマップと連携する GIS マップ機能
  • ウェブコンソール (オンラインヘルプ含む) の完全日本語対応 (監視対象ノードの説明や、アラートの定義など、すべての場面において日本語の入力が可能)
  • Netflow を使ったネットワーク統計情報収集
  • モバイルデバイス(スマートフォン、タブレット)対応コンソール
  • 冗長化、負荷分散が可能な設計